2年生が山口新聞に掲載されました!!
2025年02月28日
下関市の早鞆高校2年生3人が、色に関する知識や技能を問う「色彩検定」の1級に合格した。同校生徒の合格は4年連続。実務につながるとされる色彩のプロフェッショナル向けの難易度をクリアした。
合格したのは、普通科ビューティーコースの中原沙紀さん(17)、山形由貴さん(17)、斎田久美子さん(17)。将来美容師を目指す3人は入学後に色彩検定の勉強を始め、3級と2級を順調にクリア。1級に向けて毎週末に外部講師の指導を受けるなど1年間かけて勉強を重ねてきた。
検定では、色彩に関する基礎や配色技術、その他にもインテリアや環境色彩、ユニバーサルデザインなど幅広い知識や技術が問われる。1級は、1次と2次の試験でマークシートや記述、技能があり、カードを使って色名や色相などの条件に沿った配色を行う課題も出題される。
色彩検定協会によると、2024年度の1級合格率は全体で41・8%、うち高校生は37%だった。山口県では9人が受験し、5人が合格したという。
中原さんは「生活のさまざまな場面で色彩が生かされていることに気付いた」、山形さんは「問題を解けたときに達成感がある」、斎田さんは「知識を生かしてヘアカラーができる美容師になりたい」と話した。次はパーソナルカラーの資格取得を目指して勉強を続けるという。
同校普通科ビューティーコースは県内初の美容師・理容師養成コースとして2017年4月に開設。専門学校とのダブルスクールを受講し、卒業と同時に国家試験合格を目指す。
(中村亮太)
山口新聞令和7年2月28日掲載記事全文(以下URLはデジタル版)